
カメは、基本的にゆっくりと動き、一見逃げることが難しいと考えられがちですが、実は素早く、頻繁に脱走を試みる生き物でもあります。
特に屋外飼育や日光浴中に行方が分からなくなるケースが少なくありません。
カメは本能的に、より快適な環境を求めて移動し、特に繁殖期には積極的に動くため、気づいたときには想像以上に遠くまで移動していることもあります。
脱走したカメを見つけ出すには、適切な知識と迅速な対応が不可欠と言えるでしょう。
本記事では、亀が脱走した際の捜索について、脱走の原因などを踏まえて詳しく解説します。


プライベートアイ広報部では、日々の捜索活動やペットについての有益な情報について発信を行なっています。
亀の捜索について|目次
1.亀が脱走する原因について
カメは比較的動きが遅く、脱走とは無縁に思えるかもしれません。
しかし、イメージとは裏腹に多くの飼い主さまが「気づいたらいなくなっていた」という経験をされています。
以下に、カメが脱走を試みる主な原因について、いくつかご紹介いたします。
繁殖期の本能
繁殖期に入ると、カメは本能的に移動しようとする傾向があります。オスはメスを探して行動範囲を広げ、メスは産卵に適した柔らかい土のある場所を求めて移動します。このため、普段はおとなしくしている亀でも、繁殖期には活発になり、脱走のリスクが高まります。4月〜7月の繁殖期は特に注意しましょう。
日光浴中に脱走
屋外で日光浴をさせている間、目を離した隙に脱走するケースも少なくありません。カメは歩くスピードが遅いものの、着実に移動をするため、気づいたときにはすでに姿が見えなくなっていることがあります。
フタや囲いの不備
カメは意外にも力が強く、登る行為も得意なため、設備に不備があると簡単に脱走してしまいます。水槽やケージのフタが緩かったり、隙間があったりすると、体を押し付けたり爪を引っ掛けたりして抜け出すことがあるため注意が必要です。
飼育環境が不適切
カメは環境に敏感な生き物で、飼育環境が不適切だと快適な場所を求めて脱走を試みることがあります。気温が暑すぎたり寒すぎたり、水質が悪いとストレスを感じ、快適な場所を探して移動しようとします。
飼い主の不注意による逃走
飼い主の不注意によってカメが逃げることも少なくありません。水槽の掃除中に一時的に別の場所へ移した際、目を離した隙にいなくなってしまうことがあります。また、家の中や庭で放し飼いにしていると、家具の隙間や植え込みに隠れてしまい、気づかないうちに見失うこともあります。

2.脱走した亀が隠れやすい場所
カメは身を守るために物陰に隠れる習性があり、脱走した場合も本能的に安全な場所を探しながら動きます。
脱走したカメを探す際は、以下のような場所を重点的に探すと発見しやすくなるでしょう。
こちらでは、実際の捜索現場で発見例が多い「隠れやすい場所」について室内と室外に分けてご紹介します。
室内で隠れやすい場所
室内でカメを飼っている場合、脱走すると家具の隙間や暗い場所に入り込むことが多いです。
【家具の下や隙間】
ソファや棚の下、冷蔵庫や洗濯機の隙間など、狭くて暗い場所に潜んでいることがよくあります。
【カーテンや服の下】
カメは光を避ける習性があるため、落ちているタオルや服の下に入り込んでじっとしていたり、カーテンの裏に隠れていることがあります。
室外で隠れやすい場所
外で脱走した場合、自然に近い環境を求めて移動し、目立たない場所に身を隠すことが多いです。
【土の中】
特にリクガメやクサガメは、本能的に土に潜る習性があります。軟らかい土や砂場が近くにある場合、潜って見えなくなっていることがあります。
【車の下】
車の下は暗く静かで、夏は地面が冷たいため、涼をとるのに適しています。カメは意外と長時間じっとしていることが多いため、何度も確認するのが重要です。
【池や水辺の近く】
ミドリガメ、クサガメなどの場合、水を求めて池や川の方向に移動する可能性があります。近くに池や水たまりがある場合、そこで見つかるケースが多いです。
【庭の植え込みや草むら】
植物の根元や落ち葉の下など、湿気があり身を隠せる場所を好みます。乾燥を避けるために、土や落ち葉の下に潜っていることが多いです。

3.亀の脱走時にやるべきこと
飼っているカメが脱走してしまった場合、冷静に対応することが大変重要となります。
以下には、カメが脱走した際にやるべきことについて、順を追って解説いたしますので参考にご覧ください。
①すぐに周囲を探す
カメは意外と素早く移動するため、脱走に気づいたらすぐに近くの隠れやすい場所を探しましょう。家具の下や植え込み、壁沿いなどを重点的に調べると見つかりやすいです。
②静かな環境を作る
音に敏感なカメは、人の気配や騒音を感じると奥に隠れてしまうことがあります。周辺を静かに動き、物音や動きを観察してみるのも効果的です。
③ エサや水で誘導する
カメの好物(レタス、果物、エサなど)を置いておくと、空腹時に出てくる可能性があります。特に夕方以降は活動が増えるため、そのタイミングでチェックするとよいでしょう。
④SNSによる情報発信
探しても見つからない場合は、SNSやペット掲示板、チラシなどで情報を拡散し、目撃情報を募ることが有効です。カメは隠れ続けることが多いため、焦らずに根気よく探しましょう。
⑤周囲の人に協力を求める
外に逃げた場合、近所の人や家族にも声をかけておくと発見率が上がります。近隣住居の庭に隠れていることもあるため、確認してもらうようお願いして、発見の確率を最大限引き上げましょう。

4.亀の脱走時にやってはいけないこと
カメが脱走してしまった時、冷静に対処することが大切ですが、誤った対処をしてしまうと、かえって状況が悪化することも少なくありません。
以下には、カメの脱走時にやってはいけないことについてご紹介いたします。
無計画な捜索
焦って無計画に捜し回ると、効率が悪く、かえってカメが遠くへ移動しまう可能性があります。まずは落ち着いて、カメの行動パターンを考え、家の中や庭などを順序立てて探しましょう。特に夜間は静かに捜索し、物音を立てずにじっくり探すことが大切です。
大声を出したり騒ぐ
カメは音や振動に敏感で、大きな声や騒音があると身を隠してしまいます。静かに探すことで、カメが安心して出てくる可能性が高まります。
むやみに物を動かす
焦って家具や物を乱暴に動かすと、隠れているカメを傷つけてしまうことがあります。特に重い家具を動かすときは慎重に行いましょう。
すぐに遠くを探しに行く
カメは基本的に遠くまで移動することが少ないため、いきなり室外や広範囲のエリアを探しに行くよりも、まずは家の周囲や近くの隠れやすい場所をしっかり確認することが重要です。
独自の方法で捜索をする
カメの捜索において、独自の方法で探し回ることは、見落としや時間のロスに繋がる可能性があります。専門的な知識と経験を持つペット探偵に依頼することで、効率的に捜索を進めることができます。ペット探偵は、カメの行動パターンや習性を理解し、捜索を行います。もしご自身での捜索に限界を感じた場合には、専門家の力を借りることをお勧めいたします。

5.プライベートアイのペット捜索について
カメが脱走しお悩みの方は、弊社のペット捜索をご活用ください。
以下に、弊社のペット捜索の特徴についてご案内します。
保護のための知識と経験が豊富なペット探偵が常駐していますので、全国にて即日対応が可能です。カメの捜索はスピードが重要なため、迅速な対応が求められます。
24時間365日で無料相談を活用することができ、相談できる内容に限りはございません。前述の通り、即日での対応を承っておりますので、安心してご依頼いただくことが可能です。
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万が一、保護が実現せず捜索終了してしまった場合でも、無料でのアフターフォローを無期限にて実施しております。また、保護後の脱走防止策や、カメとの信頼関係を深めるためのアドバイスも行い、脱走再発防止をサポートしております。

6.亀が脱走しお困りの方はプライベートアイへ
・適切な捜索方法がわからない
・自分で探しても全く見つからない
・どこに相談すれば良いか迷っている
など、カメの脱走でお悩みの方は、プライベートアイにお任せください。
独自の捜索や誤った方法でカメの捜索を行うと、さらに遠くへ移動してしまうことや、危険な状況に巻き込まれる恐れが生じます。
弊社では、豊富な知識や経験、専門性、事例などから導き出されたノウハウを、大切なペットの保護に活かすことが可能です。
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